北海道の襟裳岬の向かって右がわ、帯広の下の方にある広尾町で、ハンター教習事業が行われている。
広尾にハンター教習所 ジュラテクノロジー
https://kachimai.jp/article/index.php?no=20209913441
詳細がWebサイトに掲載されている。見やすくまとまっており、興味がある方は直接参照することをお勧めする。受講料は2020年9月現在、95,000円(税抜き)。

ハンターの高齢化、次世代のハンター不足が叫ばれるようになって久しいご時世において、こうした取り組みは地域にとって救世主となるだろう。

事業としては「狩猟技術者育成事業」のほかにも、狩猟や害獣駆除などの「被害を及ぼす野生鳥獣捕獲事業」、捕獲した獲物のジビエやペット用の食品として加工する「被害を及ぼす野生鳥獣の有益化事業」、そのほかICT事業やレストラン事業など多岐にわたる。
ジュラテクノロジー株式会社は名古屋に本社を置くキャリオ技研の関連会社にあたる。キャリオ技研はドローンを用いた事業に強みがあり、愛知県とドローンを使った害獣捕獲システムの開発なども行っており、大樹、広尾、幕別の3町と連携協定を結んでいる。
そうした背景もあり、今後北海道における害獣被害の改善に向けた取り組みを考えるうえでの役割に期待したい。
獣害被害は全国的に深刻さを増している。民間単独の取り組みにたよるだけではなく、こうした市町村とはじめとした官民が連携し、一体となった取り組みが期待される。